長距離バスですが何回もバス停で止まり乗客が乗り降りししかもエアコンなし。。。
キツイかなーと思いましたが、隣に座る人と話したり 外を眺めていると
意外と楽しく過ごせました。
タンジャヴールは いくつもの王朝が都とし1000年も繁栄していたとのこと。
(イギリス統治下以降はタンジョールと呼ばれていたが、元の名前に戻っています)
今は小さな都市、、、とはいえ道路はある程度整備されていますが高い建物は見当たりません。
広々とした大地と大きな空の下、
目指すプラハディーシュワラ寺院へ
バススタンドからオートリクシャーで向かいましたが、
のんびりとした街中に突如、どっしりと雄大に構えている寺院が現れました。
歴史を超えた空間が目に飛び込んでくるような感じです。
中に入ると益々、時代を遡りその時に身を置いているようでした。
プラハディーシュワラ寺院はシヴァ神が祀られています。
バラタナーティヤムの演目にここにいらっしゃるシヴァ神をお慕いし祈りそのお姿を求める・・・
という踊りがあるのですが その一つ一つの意味、その感情などが
この風土によって生まれたものなのだ!と小さな発見の数々に胸が踊りました。
9世紀から13世紀のチョーラ朝時代に学問や芸術などが栄え、
その最盛期の1010年に建てられたプラハディーシュワラ寺院は チョーラ建築の代表作です。
チェンナイ、マドゥライ、チダンバラムのヒンドゥー寺院は違う趣です。
一人で木陰に座り優しい風とのんびり過ごしとても心地いい場所でした。
が、人々がいる場所に移動するといろんな人から「セルラー オッケー?」と
声をかけられ一緒に写真を撮りました。
ここでは、日本人は珍しかったのでしょうね。
帰りのバスまで少し時間があったので
16世紀ヴィジャヤナガル王国のタンジャヴール・ナーヤカ朝の首都になった時にできた王宮に行ってみました。
当時のまま残っているタンバール・ホールでは インド映画の王宮のシーンを重ねたりして楽しみました。
他の場所は博物館になっていてその内容も興味深かったです。
寺院から王宮まで歩いて感じたのですが、やはり他の街とはなーんか違う、、、
何だろう?と路地を歩いたり 店や歩く人に道を聞いたりしながら考えていましたが
心が落ち着くような懐かしいような・・・




