六ヶ所村の再処理工場では
今、最後の段階である「ガラス固化試験」に向けて
再開しようとしているようです。
今までの試験では
「ガラス固化技術に致命的な欠陥」があることがわかり
しばらくは中止状態だったのに
なんとかしてでも 動かしたいのですね。
そこで、「美浜の会」はメール・ニュースを配信しました。
この情報は 転載の転載です。
一人でも多くの人に 状況を把握して
できたら 伝えていってほしいと思い
全文を転載します。
中でも YouTubeでの紹介は解りやすいですよ〜。
では、どうぞご一読 よろしくお願いします☆
========================
皆様へ 美浜の会メール・ニュース08−12です。
転送・転載歓迎です。重複して受け取られた場合は申し訳ありません。
「ガラス固化の流下停止事件」に関する保安院への要望書の賛同については、
多くの皆さまから賛同メールが寄せられています。
賛同を寄せてくださった皆さん、この情報をブログやメーリングリスト等で転
送してくださった皆さん、励ましのメールをいただいたり、ありがとうございま
す。お一
人ずつにお礼のメールを出すことができず申し訳ありません。
今回は、YouTube の紹介と、ガラス固化を巡る新しい動きについて紹介します
。
原燃は、ガラス固化試験の再開に向けて準備を始めています。10月の初〜中
旬に再開しようとしているようです。ぜひ多くの声を集めて、アクティブ試験を
完全に中止させましょう。要望書への賛同を一層広めてください。(要望書の提
出は10月初旬を予定していますが、衆議院の解散との関係等で日程は未定です
。)
★ガラス固化問題についてYouTubeでも紹介されています。
グリーン・アクションのアイリーンさんが、分かりやすく解説してくれています
。
ぜひ、ご覧ください。
◎「六ヶ所再処理にストップを!ガラス固化技術に致命的欠陥」
http://jp.youtube.com/watch?v=Pj1FLQ0PsVE
◎要望書への賛同は下記からです。9月30日がしめ切りです。一層広めてくだ
さい。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/hoanin_yobo0810_sando.htm
あるいは、このメールへの返信か、美浜の会へのメールで知らせてください。
賛同団体名or個人名と都道府県名を記入してください。
美浜の会メール mihama@jca.apc.org
◆原燃は9月12日に、ガラス固化の流下停止について「経過報告−その2」を
出しました。しかし、なぜガラスの流下が停止して試験が失敗したのかははっき
りしません。ノズルの温度が上がらなかったというだけで、その原因が示されて
いません。
・最も重要な炉底部のガラス温度データが非公開のままです。
・ガラス固化の致命的欠陥である白金族の問題を意図的に避けています。
ノズル内に白金族が溜まったために、ノズルの温度が上がらずに流下が停止し
た可能性があります。そうであれば、やはり白金族問題が致命傷となります。ノ
ズル内の白金族を調査すべきです。
◆保安院あて要望書の呼びかけ団体は、9月16日に六ヶ所村で日本原燃に質問
書を提出しました。翌日には青森市で記者会見を行いました。また、19日には
新たな質問書を出しました。
◎「白金族が影響」 固化体トラブルで反核燃団体 デーリー東北(2008/09/18)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080918b.htm
◆溶融炉の加熱開始−今月末に流下テスト
9月16日には、溶融炉の加熱を始めました。今月末に、ガラスと廃液が流下
するかどうかをテストするというのです。これが流下失敗に対する「対策」なの
です。流下停止の原因究明もできていないのに、これではまるで試験運転の再開
と同じです。こんな本末転倒を許している保安院も大問題です。
◎ 再処理工場、溶融炉の加熱再開 東奥日報 2008年9月16日(火)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080916174038.asp
◆燃料せん断の再開−廃液のガラス固化ができないのに
9月15日には、使用済み核燃料のせん断を再開しています。せん断に伴って
、超猛毒の放射性廃液が出ますが、ガラス固化できないため、危険な液体のまま
タンクに保存しているのです。無責任極まりないとはこのことです。大気や海に
放射能を放出し続けています。
◎ 核燃料せん断1カ月半ぶり再開 再処理工場 デーリー東北 (2008/09/17)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080917b.htm
◆「新型溶融炉」開発に70億円もの国家予算投入
昨年11月初めから試験運転したガラス溶融炉ですが、わずか2ヶ月しか使っ
ていないのに、早々と「新型炉」の開発です。実際は「新型炉」と言えるもので
はなく、現在の炉では白金族が溜まって運転できないために、白金族が炉底部に
固まらないように、「かきまぜ棒」を「常設」する等の子どもじみたものです。
そして、この開発費用の総額140億円の半分(70億円)を国の予算でまか
ない、原燃に補助するというのです。来年から3年かけて「新型炉」を開発し、
2012年から使用するとの計画です。
このことは、既に現在の溶融炉が欠陥炉であることを自ら吐露しているような
ものです。また、日本の独自技術の致命的欠陥である白金族堆積は避けられない
ため、「かき混ぜ棒」に頼っているのです。これまで溶融炉の開発は旧動燃が行
い、少なくとも700億円の国家予算が使われてきました。その「成果」を全て
六ヶ所再処理工場の溶融炉に反映させたはずだったのです。その責任が問われる
べきです。
これ以上私たちの税金をつぎ込むことは許されません。
◎固化体製造に新技術/原燃など09年から開発 デーリー東北 (2008/09/17)
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080917a.htm
2008年9月19日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
http://www.jca.apc.org/mihama/
mihama@jca.apc.org
2008年09月23日
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