2009年01月09日

ガザ地区への緊急医療支援

先程の日記には 何か出来る事の一つに
政府へ 停戦を求めるFAXを送る事を載せましたが
支援をすることもできます。
少しずつでも出し合えば 
負傷者への医療に役立つ様です。

-------------【転送歓迎】--------------
皆様

日ごろより日本国際ボランティアセンター(JVC)にご協力いただきありがと
うございます。

先月27日に始まったイスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃は地
上侵攻へと拡大し、民間人の犠牲者はさらに増え続けています。

今回のガザの緊急事態を受け、JVCは「パレスチナ医療救援協会(PMRS:
Palestinian Medical Relief Society)」を通した緊急医療支援を決定しました。
救急セットの配布や、現地ボランティアが止血や人口呼吸等の救急対応に
あたれるためのトレーニングを支援します。
支援の開始に伴い、JVCはパレスチナでの活動への寄付を呼びかけています。


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■ガザ地区への緊急医療支援を開始
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○主な内容:
  ・診療所への救急セットの配布
  ・ボランティアへの救急法トレーニング実施
(止血や人口呼吸等)
    (既にトレーニングを受けた人たちの再講習も含む)
  ・救急法講習のための道具の購入
○支援額:10,000USドル(約100万円)

この支援は、これまでJVCが共に活動してきたガザの医療団体である「パレス
チナ医療救援協会(PMRS:Palestinian
Medical Relief Society)」を通し
て行います。

パレスチナ・ヨルダン川西岸に駐在するJVCの日本人スタッフが、PMRSと
協議しながら活動を進めています。


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■支援の背景
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現在、ガザ中心部にある病院は重傷者であふれており、中等度や軽症のけが人に
十分に対応することができずにいます。また、病院まで負傷者を運ぶことが困難
なほどに混乱もしています。

PMRSはこれまで地域の診療所(クリニック)をベースに医療活動を行っており、
救急活動に携われるボランティアを数多く養成してきました。

そこでJVCは、PMRSのクリニックへの救急セットの配布と救急ボランティ
アのトレーニングを通して、現地の医療活動を支えるにしました。救急用具と、
止血や人口呼吸など救急対応をできる人々が地域にいることは、特にこの緊急状
態ではとても重要です。

同時にこの支援が、ガザの人たち自身が互いに助けあい、危機状況を乗り越えて
いくための励みにもなればと考えています。

なおJVCは12月30日に、日本の外務大臣および駐日イスラエル大使へ攻撃停止
の要請書を提出しています。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/data/20081230_lettermofa.pdf

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■現地からの声
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現在、ガザにある全てのPMRSのクリニックでは、全ての医療チーム、そして
ボランティアたちが24時間体制で、次々と運ばれてくる攻撃による負傷者の治療
にあたっています。また、全ての救急車、巡回診療車を稼動させ、混乱状態の中
クリニックまでたどり着くことのできない負傷者の搬送にも追われています。

○PMRS職員 アブ・クーサ氏(1月3日)
「クリニックは相変わらず、次々と運ばれてくる負傷者で溢れている。どんどん
増えるばかりだよ。今大きな問題となっているのは、負傷者の搬送だ。混乱と危
険、そして路上は空爆による被害で車が走ることが出来ない状態になっている。
緊急に手当てを必要な人たちがクリニックにたどりつけない。」

○PMRS代表 ムスタファ・バルグーティ氏(12月30日)
「昨日からガザで、ファースト・エイド(救急処置)のキャンペーンを始めた。
この状態がどのくらい続くか、どこでいつ負傷者が出るかわからないため、コミュ
ニティーレベルで救急対応できる体制を作ることが必要だ」

※PMRS代表によるガザ医療状況の報告詳細(12月30日)
http://www.ngo-jvc.net/php/jvcphp_epdisp.php?ThreadName=p01&ArticleNo=332

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■JVCとPMRSの関係
──────────────────────────────
JVCは1995年からPMRSと共同で村の診療所、巡回診療の支援、2002
年には第二次インティファーダを受けての緊急医療支援、現在は東エルサ
レムで学校保健事業を行ってきており、その活動に信頼をおいています。
今回の支援内容についても、パレスチナ西岸地区においてPMRSスタッフと
JVC日本人スタッフとで協議したものに基づいています。


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■募金にご協力ください
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(1)インターネットからクレジットカードで募金
JVCクレジットカード募金 情報入力画面からお申込ください。
「募金先指定」の項目で「パレスチナでの活動」を選択してください。
https://gt205.secure.ne.jp/〜gt205119/form_creditbokin11.html


(2)郵便振替で募金
00190-9-27495 「JVC東京事務所」
※通信欄に「パレスチナ」とご記入ください。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○パレスチナ関連の最新情報
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/200812gaza.html

○JVCはこれまで、ガザ地区の栄養失調児への支援や、医療サービスの届きに
くい地域での巡回診療などの活動を行っています。これまでの活動はこちら。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<発行>

日本国際ボランティアセンター(JVC)
〒110-8605 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル6F
TEL 03-3834-2388 FAX 03-3835-0519
info@ngo-jvc.net
http://www.ngo-jvc.net
(パレスチナ事業担当:藤屋 jvc-jer@ngo-jvc.net)



--------
高橋清貴
調査研究・政策提言担当
日本国際ボランティアセンター(JVC)


世界平和アピール七人委員会が緊急アピールを出しました。
転送します。


世界平和アピール七人委員会は、本日、下記のアピールを発表しました。
緊急を要するため、FAX及びネットで全世界に発信しました。

転送転載歓迎です。
http://worldpeace7.jp

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WP7 No.97J

イスラエルによるガザへの攻撃の中止を求める緊急アピール

2009年1月4日
世界平和アピール七人委員会
委員 武者小路公秀 土山秀夫 大石芳野
井上ひさし 池田香代子 小沼通二 池内了

世界平和アピール七人委員会は、イスラエルが1967年から2005年まで占領を続け、 今日まで18ヵ月にわたり封鎖してきたガザ地区に対して、昨年12月27日から続けて いる空爆、さらに1月3日に開始した地上戦展開の事態を深く憂慮し、以下のとおり 緊急に呼びかけます。

1 私たちは、イスラエルに対し、ガザ攻撃をただちに停止することを求めます。きわ めて人口密度の高いガザ地区への攻撃が、150万人の民間人を巻き添えにしている ことは明らかです。行政・文化教育・宗教施設や民家の破壊もさることながら、民間病 院にも被害を与えていることは、ジュネーヴ条約に違反しています(注1)。
 さらにイスラエルの政府と軍に、国連の「占領地における人権に関する特別報告者」 リチャード・フォーク氏のガザ地区への立ち入りを認めること、ジャーナリストが同地区 に入ることへの制限を撤廃すること、彼らの安全を保証することを求めます(注2)。
 また、イスラエルの政府と軍に、負傷者の搬出・治療と避難を希望する市民の地区
外への安全な脱出をただちに保証することを求めます。

2 私たちは、ハマス地方政府にも報復の悪循環を断つよう求めます。また、ガザ地区 の市民に共感を寄せるすべての近隣諸国の政府と市民にも、一刻も早い停戦を可能 にするために自制を求めます。

3 私たちは、国連と各国政府が、ガザ地区における市民の窮状を深刻に受け止め、
現在の惨状に対し、無条件での停戦を求め、事態の解決に向けてただちに人道的立場
に立った紛争解決の仲介の労をとることを求めます。国連をはじめとする国際社会は、 これまでもガザ地区における市民生活の支援に努めてきました。このたびの人道危機 については、国連人道問題調整事務所や市民団体などが重大な関心を寄せています (注3)。私たちは、国連と各国政府に、目下の壊滅的な市民生活への支援をいっそう 強化することを求めます。

4 私たちは、日本がこれまで繰り返しパレスチナに行なってきた緊急人道援助を評価 します。日本政府は、これにとどまらず、本年より安全保障理事会非常任理事国に就任 したことを重く受け止め、フランス政府が具体的提案を行ったように、日本国憲法にのっ とり、和平に向けて積極的かつ具体的な尽力を行なうよう求めます(注4)。さらに、日本 の税金によるODAによって建設されたガザ地区の施設が破壊されている可能性が大き いため、日本政府が状況を調査する権利を行使し、結果を公表することを要望します。
被害が把握できた場合には、イスラエル政府に対して抗議すべきです。

5 私たちは、世界のすべての市民に、平和への意志をさまざまなかたちで表明するよう 呼びかけます。


注1 「文民病院は、いかなる場合にも、攻撃してはならず、常に紛争当事国の尊重及び 保護を受けるものとする。」(第4ジュネーヴ条約第18条 1949年)

注2 2008年12月15日、ガザ地区を訪問しようとしていた国連特別報告者リチャード・フォ ーク氏は、空港に20時間留め置かれたうえでジュネーヴに強制送還された。同氏は、ハ マスがガザ地区を実効支配して以来、イスラエルが住民の最低の生活条件を無視してガ ザを封鎖していることは「人類に対する罪」の疑いがあるとして、調査のために立ち入るこ とを求めていた。

注3 国連人道問題調整事務所被占領パレスチナ地区オフィスは、連日のようにガザの 深刻な状況を具体的かつ詳細に発信している。
参照:Gaza Humanitarian Situation Report 
http://www.ochaopt.org

注4 「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する 権利を有することを確認する。」(日本国憲法前文より)


連絡先: 小沼通二(委員・事務局長)
247-0014 横浜市栄区公田町200-9
ファクス:045-891-8386
メール: mkonuma254@m4.dion.ne.jp
URL: http://worldpeace7.jp

************************
posted by manami at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 平和、政治
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