美浜の会からのお知らせです。
私は美浜の会ではありませんが
プルサーマルのことをとても詳しく教えてもらいました。
この度、国へ下記の質問、要望書を提出することになり
その提出団体を募集しています。
今までに全国から122団体が集ったそうなのですが
まだ、期限までありますので
ひとつでも多くの団体に参加してほしいとの事です。
この団体というのは 定義はなく
二人以上でこの質問、要望書に同意されたら
任意の名前でも参加できるとの事です。
たとえば、私の場合は
「南インドの風、光、水フェスタ」のイベントをする際
光と水☆プロジェクトとしてのグループで主催しています。
が、これは仲間が集ったもので 公に認められたものでは
ありませんが それでもいいとのことです。
または、お店の屋号などでもいいそうです。
そこで、これは多くの関心のある方に知ってもらい
できれば 参加してほしいと思いました。
下記を読んでいただき 是非とも
よろしくお願いします。
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★MOX燃料の装荷を止めるために、経産大臣宛の質問・要望書の提出団体になってください
[国への要望事項]
玄海・伊方・浜岡原発へのMOX燃料の装荷を許可しないでください
原発現地を核のゴミ捨て場にするプルサーマル計画を凍結してください
●暫定的なしめ切り:5月12日頃(国との交渉日が決まれば、正式なしめ切り日を連絡します)
●提出団体になってくださる団体は下記に連絡してください。
mihama@jca.apc.org FAX: 06−6367−6581
(この質問・要望書の連絡団体は、グリーン・アクション/美浜の会/福島老朽原発を考える会/原子力資料情報室です。)
●質問・要望書の全文は下記にあります。要望事項のみを、このメールの末尾につけています。
http://www.jca.apc.org/mihama/stop_pu/keisan_qyoubou090424.pdf
◆プルサーマルは核のゴミの泥沼への道
玄海3号機・伊方3号機・浜岡4号機プルサーマル用のMOX燃料を積んだ船が5月後半にも到着します。このMOX燃料が原発の炉内に装荷されれば、3〜4年後には使用済MOX燃料が炉内から取り出されます。しかし、その使用済MOX燃料が具体的にどこに搬出されるのか、国からは何も具体的な説明がありません。地元原発内に永久に置かれるのではないかと、住民・市民の間に不安が広がっています。
この住民の不安を背景に、プルサーマルが計画されている松江市、北海道などの自治体からも国に対して「使用済MOX燃料の処理について具体的に明らかにするよう」要望書などが出されています。しかし国は、「発電所に貯蔵する」「国として責任をもって取り組む」と答えるだけです。結局、使用済MOXの処理の方策は何も決まっていないのです。
国の方針(「原子力政策大綱」2005年)では、六ヶ所再処理工場や「もんじゅ」の進展具合をみて、使用済MOXの処理の方策については2010年頃から検討を開始するとしています。また、「原子力立国計画」(2006年)では、使用済MOXを処理する第二再処理工場は2045年までに建設開始が間に合うよう検討するとなっています。この「原子力立国計画」は、六ヶ所再処理工場と「もんじゅ」が2007年に本格運転を開始することを前提に作られています。
しかし現状はどうでしょうか。六ヶ所再処理工場はガラス固化ができずに完全に行き詰まっています。「もんじゅ」も運転再開の目処さえ示すことができなくなっています。このように、国の政策は破綻しています。それなのに、プルサーマルだけは、今年秋から開始しようとしているのです。
さらに、「第二再処理工場」は、高速増殖炉(FBR)が商業炉として運転を開始した後の「軽水炉サイクルからFBRサイクルへの移行期」の中に位置づけられています。「原型炉」の「もんじゅ」がまともに動かないなか、「実証炉」「商業炉」の実現など夢物語に過ぎません。国は「第二再処理工場」に関する「予備的調査を進めている」として、今年3月には報告書を出す予定でしたが、それも出させないままになっています。
プルサーマルが始まれば、確実に使用済MOX燃料が生じます。通常の使用済燃料よりも長期に高い熱を出す厄介もので、六ヶ所再処理工場で再処理することもできません。原発現地が核のゴミ捨て場となってしまうのです。プルサーマルは、核のゴミの泥沼へと通じる道です。
再処理工場は、通常の運転で海や空に放射能をばらまきます。さらにもう一つ再処理工場を建てるなどとんでもない話です。また、何も進んでいないFBRサイクルの研究開発として、今年度も約500億円もの予算をつけています。「もんじゅ」の維持と運転再開費用だけでも約200億円の予算です。いつまで多額の血税を注ぎ込めば気が済むというのでしょうか。
六ヶ所再処理工場と「もんじゅ」の行き詰まりによって、原子力政策の破綻は誰の目にも明らかなっています。そして使用済MOXの問題は、これら矛盾が集積した問題です。プルサーマルの実施をくい止めて原子力政策を転換させていくのか、核のゴミの泥沼へと入り込んでいくのか、今まさに、大きな岐路にさしかかっています。
今年夏からの定検で佐賀の玄海原発3号機(九州電力)にMOX燃料が装荷されようとしています。これを阻止していきましょう。
そのために、国に対して、質問・要望書を提出します。ぜひ、提出団体になってください。
[以下は国宛の質問・要望書から、要望事項部分の抜粋です]
要 望 事 項
使用済MOX燃料の「処理の方策」については「2010年頃から検討を開始する」ため、現時点では「処理の方策」は決まっていません。さらに、2008年版原子力白書でも認めている六ヶ所再処理工場や「もんじゅ」の遅れた現状に鑑みると、「処理の方策」について現実的な検討が開始できる状況にはないと考えます。
MOX燃料を炉内に装荷すれば、使用済MOX燃料が発生します。それが永久に地元に留め置かれるという心配をいまの段階で払拭することはできません。使用済燃料プールでの超長期の保管について、安全性は保証されていません。
それゆえ以下の点を要望します。
1.MOX燃料を炉内に装荷すれば危険レベルが高く搬出先もない使用済MOX燃料が生みだされるため、玄海・伊方・浜岡原発へのMOX燃料装荷を許可しないこと。
2.使用済MOX燃料の処理方策の検討開始が前提とするべき六ヶ所再処理や「もんじゅ」の進捗が大幅に遅れていることに鑑みて、プルサーマルは現在の状態で凍結すること。
2009年4月27日
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
530-0047 大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
http://www.jca.apc.org/mihama/
2009年05月08日
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