午後9時からの NHKスペシャル
スクープドキュメント
“核”を求めた日本〜被爆国の知られざる真実〜
を見ましたが
私は 核兵器と原子力発電の関係が明らかにされていると思いました。
内容は 1960年代の佐藤内閣のとき
1964年に中国は初の核実験に成功し日本は脅威を感じ始め
核保有を模索したいきさつとして
当時の西ドイツとの密約を当時の外交官の一人で後の外務事務次官になった方が
公表したことから始まっているのですが
まさに 知られざる真実でした。
佐藤首相は 核兵器の開発の道も視野に入れ
そのための専門家による情報収集し
すぐにでも 核兵器を作れる用意があったそうです。
でも、アメリカにはそれを認められず
核不拡散防止条約でも 核を保有している5カ国の
仲間入りは許されなかったのです。
そのかわり アメリカの核の傘で守られると約束をしたとか…
これらの背景にして 外務省は西ドイツに
「核兵器を持てるように手を組みませんか〜」と
働きかけていたそうです。
当時 そんなことをしてたんだー!!ということが
今回スクープされたのです。
NHKは当時西ドイツでこれらに携わった人にインタビューしていましたが
「被爆国の日本が核兵器を持ちたいということに驚いた」と
言っていました。
結局は 西ドイツは状況が日本と違うことを上げて
この持ちかけには乗らなかったのです。
でも、この時の日本の外交官の一人で後に外務事務次官になられた方がこの内容を公表しました。
インタビゥーはことしの2月のもので
3月にはお亡くなりなったのですが
この方は 最後に何を提示したかったのか・・・
「日本では 核兵器の保持についてなどを口にすることは
タブーであった。しかし、これからはもっと議論するべきである」
と話しています。
この日本の行く先を案じての行動とお言葉だったのか・・・?
それにしても、日本ではまだまだ自由な発言は難しいことも
感じつつ、これが精一杯の自己表現だったのかなーと
そうだ!精一杯の表現を
その口火を切っていただいたようにも思いました。
その当時の西ドイツの方は
世界から 核兵器をなくしていく働きかけをされていました。
この両者の違いはなんなのでしょう?
そこにも注目したいと思います。
それから、このドキュメントの中で
当時 核兵器を作る技術は日本にあったことも
報告書にありました。
そこには 原子力からプルトニウムを取り出し
核兵器を作る方法です。
長崎が被害を受けたあの原爆です。
やはり それを目的とした 原子力発電であり
再処理工場なのですね。
今はすでに 核兵器をつくれるプルトニウムを保有しています。
憲法9条により日本で核兵器を作る 保有するなんて
もし、アメリカが許可したところで
当時は国民の反対運動を国が押さえることは
容易ではなかったそうですが
平和利用の原子力ということでは
問題なく 進めることができたそうです。
私が驚いたのは ここなんです!!!
いや、当時は原子力発電という未知のものですから
国民には内容がよく解らなかったのかも知れません。
また、高度成長の時期ですから
電力の供給には欠かせないと思ったのでしょう。
でも、このすり替え、まやかし、に
気付くことです。
これらは 別々のものではなく
しっかりと 繋がっています。
世界からの核廃絶は 必要だけど
原発も必要だ。
ではなく
世界からの核廃絶は必要ならば
それを製造するもとを作り出す 原子力発電も
廃止すべきだ!!!
なのです。
ましてや、プルトニウムを取り出す
六ヶ所村にある再処理工場も試験段階ですが
今は最後の段階で行き詰まっています。
2年もの延期が決まりました。
その維持費は 日常の電気代に上乗せされているのです。
また、プルトニウムの恐ろしさは半端じゃないです。
是非こちらを見てください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E6%9D%91%E6%A0%B8%E7%87%83%E6%96%99%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E9%81%8B%E5%8B%95
発電に関しても 日本の技術はとても優秀なんですよね。
それらを全て埋まらせてしまっています。
国はホントにもったいないことをしていると思います。
豊富な自然エネルギーがいくらでもあるし
それを開発している人は沢山います。
日本は 電気は国営と同じだと思いますよ。
でも、スウェーデンは違います。
一人一人が電気を選べるのです。
どんな発電の電気を使いたいかが・・・
ですから、ニーズに応えようとすると
どんどん自然エネルギーになってくるのです。
今は、これからは こういうシフトの時代ですね。
詳しく知りたい方は
「ミツバチの羽音と地球の回転」を見てください。
http://manami-f.sblo.jp/article/40693228.html
核については これからも外交は不可欠でしょう。
でも、国民がもっと自由に発言して
平和、環境、日々の生活、健康、、、、など
身近な時点から 気軽にはなし会うことも不可欠だと思います。
国民の声が 国を動かすこともあると思います。。
国(政府)も国民の声を待っているのかも知れません。
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NHKニュース
「政府 核兵器保有の検討していた」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101003/k10014356841000.html
2010年10月04日
NHKスクープドキュメント “核”を求めた日本〜被爆国の知られざる真実〜 の感想
posted by manami at 02:28| Comment(0)
| 平和、政治
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